メイクブラシのおすすめは?選び方は?プロの美容家が教えます。
毎日のメイク。どんな道具を選んだら良いのでしょうか? 特にブラシ!
いろんな高級な物から、最先端科学の繊維のものから、いろんな選択がありますよね。何を選んだらよいのでしょうか
美容家歴38年のプロがお伝えします。
目次
メイクブラシ選びの結論
ブラシを使ってはだめです。
メイクブラシの選び方と、タイトルに書いておきながら、結論を先に言わせていただきますと、ブラシを使ってはだめなのです!
お肌のためには!
メイクの目的はたくさんあります。舞台やショーなど、まったく違う顔を作る事が出来るメイク。
私も大好き!元々は美容師ですし、ヘアメイクの現場やショーなどもやってきているので、人ががらっと変わる事の驚き楽しさは大好きなのです。
でも、もしあなたがお肌に悩んでいたり、生涯にわたり、シミやシワに悩まず、素肌美を保っていたいと思うのなら、ブラシを使っていると、老化は確実に進みます。
プロ用の高級なブラシは、高級天然毛だったり、高級ナイロン、だったり、職人ワザで究極になめらかで、触り心地も気持ち良いですよね。
それでも、お肌にとっては刺激です。
細い毛筆の先よりも、お肌のキメはさらに細かく、キメを削ってしまうからなのです。
私自身、8年間もパウダーファンデーションをブラシでつけてました。さらにチークブラシ、さらにアイシャドウ
まさか、そのブラシの刺激で、シミを作っていたとは思いもよらず、頬の高い位置に肝斑かな〜と思えるようなシミ=チークの位置。
やや濃い目のパウダーファンデをつけてシェーディングさせていた顎のあたりのもやもやくすみ状のシミ
ああ、あの頃の私に教えて上げたいです〜!(T_T)
でも、このような外からの物理的な刺激によって出来たシミは、その刺激を辞めるだけでもかなり早く改善することが多いようで、私もほとんど気にならなくなっています。
安心に使えるメイク道具
では、何を使えばよいの?
スポンジやパフです。
アイシャドウもブラシよりはチップ状のもの。
スポンジやパフには、表面にギザギザ、凸凹がありませんので、シンプルにお化粧品を載せるだけになります。
チークもぜひパフを使ってください。
指先を使うのは?
ブラシがだめなら、指先は?プロのメイクアップアーティストの方も、指でファンデーションを伸ばしたりしていますよね。
実は指先には指紋がありますね。指先は角質層も厚く固く、それだけ指紋の溝も深いため、お肌のキメの上で動かすだけで、キメを痛め、肌は刺激として感じます。
そして、肌を固くさせシワの原因にしたり、摩耗させ乾燥や敏感の原因にしたり、刺激によってシミの原因になったりします。
指先は極力使わないようにしましょう。
メイクをする時の使い方が大切
パフやスポンジを使う時にやっちゃいけない事
パフやスポンジを肌の上で滑らせること
肌をとんとんと叩いて浸透させようとすること
古くなって、表面がガサガサだったり、固くなっていたり、不衛生なパフやスポンジを使うこと。
このように、パフやスポンジを使う場合でも、出来るだけ肌を刺激しない使い方が大事なのです。
そもそも、ファンデーションってなんで使うんでしたっけ?
色ムラ、くすみ、お肌の凸凹、を隠し、肌をキレイに見せるためですよね
でも、その毎日のファンデーションの使い方で、お肌を痛め、老化させているとしたら?
そして、チークはなんで使うのでしたか?
ファンデーションで一面同じ色になると、顔色が悪かったり、凹凸がないのっぺり顔になってしまうからですよね。
ファンデーションなしでも、艶と張りがあり、なめらかで、色ムラくすみもなく、血行が良くほんのり頬が自然のピンクになれたら
ファンデーションやチークなしで、素肌美!
アイメークとリップだけで、ツヤ肌メイクの完成です。
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プロ用のメイクブラシは、プロのもの!
撮影や、舞台、特別な作品のために、まるでアート作品のようにお顔の上に絵を描くためにプロにとって必要な道具です。
本来、毎日のお顔作りに、使うものではないようです。
ちなみに、私も、かなりのプロ用ブラシ道具のコレクションがありましたが、もう、ブラシを誰かの顔に当てることは、出来なくなりましたので、すべて処分しました。
ファンデーションやチークなしでも、素肌美になるための知識をお伝えしています。