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Perfect days  完璧な一日

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あなたはパーフェクトな一日を過ごしていますか?

 

人生最後まで、豊かで自由に美しく!
予防美療家 魅力学研究家 Harumiです。 

 
 

役所広司さんがカンヌ映画祭で男優賞を受賞し、現在アカデミー候補になている映画『PERFECT DAYS』を見てきました
 

 
まさに、パーフェクトな日々を生きている古いアパートに一人で暮らすトイレ清掃人の話です。
 

 

え?トイレ清掃人がパーフェクトな人生?

お金があって、仕事もしないで、悠々自適な生活こそがパーフェクトなんじゃないの?

とツッコミを入れたくなるかもしれませんね。

じゃあ、映画は慎ましい小さなしあわせを描いた、日常の幸せのありがたさ、を感じるような映画なんですね?

という声も聞こえてきそうです。

 

ネットにあるレビューにそんな声もありました。

では、そもそも、パーフェクトとはどんな意味があるのでしょうか

 

 

Perfect

完全な、申し分のない、理想的な、そろっている、欠けていない、正確な、寸分たがわぬ、純粋の

 

この映画の主人公は、まさに、こういう生活をしながら、深い意味でも、

パーフェクト=最上の完璧さを感じている

 

演じている役所さん、本当に素晴らしかったです。

 

 

終わったあと、思わず

 

ビューティフル!

  
と声が出てしまいました。なんとなく、英語で言いたかったのは、美しい!ではなくて、Beautifulだったから
 

 

Beautiful

15世紀中頃に使われ始めた「目、耳に快い、または心や魂に満足を与える」という意味の形容詞で、beauty(美しさ)と-ful(~に満ちた)を組み合わせた言葉 

  

几帳面で寡黙な主人公は、毎日同じルーティンを繰り返します
 
近所の神社が掃き掃除をする音で目覚め
同じ順番で布団を畳み

 

歯磨きをして、ひげをそる
植物に水をあげる 
 
朝の缶コーヒー、昼のサンドイッチ、銭湯に行き、
同じお店で、同じつまみで一杯飲んで
古本屋で買った文庫本を読みながら眠りに落ちる

 

 

 

   
公共トイレの掃除も、几帳面なルーティンで淡々とこなしていく

   
 
翌日も、その翌日も

 
 
淡々と続く日常の描写は、退屈のように見えて、まさにパーフェクトの語源のままに、そろっている、欠けていない、正確な、寸分たがわぬ、日々。

  
 
そんな毎日に、彼は時々微笑む  いや、「ほくそ笑む」
  
微笑みは、誰かに向けての外向きの僅かな笑顔だけれども「ほくそ笑む」は、満足して一人ひそかに笑う、内なる喜びの笑み。

 

休憩の間に出会う公園の人々や、木漏れ日、雨なら雨なりの、晴れなら晴れなりの、淡々とした日々の中の小さな変化に、ほくそ笑む
 
 
私には、最高の毎日に見えました。出来るなら、こんなふうに生きたいとすら思う。

  

こういう淡々とした日々の中にも変化があり、心が動き、声を出して笑う日もあれば、ぐっと涙をこぼす日もある

 

翌日はまた淡々とルーティンをこなしていく
 

「平凡な小さな幸せ」などではなく

「小さな変化を楽しみ、喜べる在り方! こそが幸せ」だということ。

 

 
変化を楽しめるために
 
身を整える、掃除をする、食を整える、音楽や本など豊かな時間を持つ。

 

誰と何を比べるまでもない、自分を満たすことを淡々と続ける力、これこそが、完璧な人生だと思うのです。
 

 

この主人公の毎日は、見様によっては、粗末なアパートで、デジタルデバイスもなく、カセットテープと100円の古本と、ガード下の一杯のチューハイや銭湯を回る生活、

 

仕事は人が嫌がる公衆トイレの清掃という社会的には底辺と言われてもしかたがない状況にいながら、

 

  

※出てくるトイレがみんなおしゃれ。世界に誇る日本のおもてなしとしての The Tokyo Toilet  プロジェクトで作られたトイレ達が、また美しい! デザインの日本っぽさを醸し出してました。

 
映像的には汚い場所ではなくて、近未来的な感じと、昭和なままの主人公の対比が興味深かった

 

 

ひげを剃り、毎日銭湯にいき、身なりを整えて、一人の時間を豊かに楽しむ、最高にリッチな生き方に見えるのです。
 
リッチとは、「豊かさ」。お金持ちという意味ではありません
 
 
 
私が育った玉川学園では、
 

 

人生の最も辛い、嫌な、損な、場面を、真っ先に、微笑みを持って担当せよ

 

という教えがありました。

 

始めてこの言葉を聞いた小学生にとって、もっと辛い嫌な損な場面って、トイレ掃除ぐらいしか浮かばなかった。だから、みんなこれみよがしに競ってトイレ掃除したりして^^;

  

この言葉の大事なことは、「微笑みを持って」つまり、嫌な苦しい場面でも、心から喜んで、楽しめる心持ちであれ、ということだったと、気付いたのは大人になってから。

 
 
人の嫌がる事をやるための自己犠牲ではなく、嫌な事をイヤイヤやるのではなくて、心から喜べること。

  
面倒なこと、楽しくないことも、楽しめる心の有り様

 
人生は簡単では無いことも多いけど、そんな豊かな心があること、こそが、豊かさであり幸せへの道だという教え
 

そんな、幼き日からの学びを思い出したり。

 

役所さんが演じた主人公には、実際の清掃人のモデルがいらっしゃいます。寡黙に緻密に楽しんで、公園の掃除をしている方が実際にいらっしゃる。
 

 
そんな裏話も含めて、映画からの気づき、学びは、いつも沢山ありますね〜

 

 

私は予防美療家として、自分の身体と心のケアを、毎日淡々と出来るということは、最高の豊かさを育てる事と、思っているからこそ心と身体の美と健康をずっと研究し発信しています。

 

自分の身体を整える、生活のルーティンは、毎日の小さな変化を最高に完璧な「Perfect days 」にしてくれる心の土台育て、なのだということを、これからも予防美療で伝えて行きたいと思いました。
 
  
 

 

Perfect days 送ってますか?

 

明日をパーフェクトにするために、「あなた自身を自愛を持って取り扱って」くださいね。

 
 
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この記事を書いた人

Harumi

Visione代表 中原晴美です。女性の自立を応援し魅力人を増やす事が天命。

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