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亡き妹の生きたかった今日を生きる。

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10年前1月7日、妹がその生命を終えました。
 
前日から昏睡状態だったので、義弟からの「呼吸が遠のいている」の電話で、覚悟していました。
 
眠っているようにしか見えない妹。
 
2年前に悪性脳腫瘍で余命2ヶ月と宣告されてから治療を重ね、ここまで頑張って来たね。記憶がおかしくなり、歩けなくなり、脳と心臓がその役目を止めてしまう時が来たようです。
 
 
吸う息と吐く息の感覚が、だんだん遠のく。息を吸っても、次の吐息がなかなか来ない。
 
「もう一回!吐いて〜!頑張れ〜!」呼吸が、どんどん間隔が空いて来た時に、「もう疲れちゃったかな。よく頑張ったね」と静かに語りかける義弟。
 
そして、もう一度最後に吸った息は、そのまま戻って来ませんでした。こうして、息を引き取って、人は生命を終えると教えてくれました。
 
 
 
※写真は、品川祐の番組に、ドッキリで姉妹で出演した時
 
 
今朝5時15分。同じ時間に瞑想しながら、妹に話かけました。
 
「ね〜、これってどう思う?」
「実花なら、どうする?」
 
妹は、外ではしっかり者役だったらしいけど、私の前では、いつも「おね〜ちゃ〜ん〜」と困った顔でダダをこねる甘えっ子。
 
けれども、ピシッと強い意見を言ってくれる、なんでも相談できる唯一の相手でした。NY時代もよく長電話していたな〜
 
 
 
10年も立てば悲しみは遠のき、懐かしい思い出と、42歳のまま年を取らない笑顔だけが残ります。
 
寂しがり屋だから、きっと今もその辺にふわふわと、いるようにいつも感じるのです。
 
肉体が消えても魂は残り、妹は私の中で生きています。
 
妹の生きたかった今日を私が生きていくから、二人分のエネルギーで生きられるのかもしれません。
 
 
妹の闘病中には、偽名でブログを書いていました。悪性脳腫瘍の同じ症状の方が参考にしてくださったりと、お役に立てる部分もありましたなので、そのままにしてあります。
 
 
 

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この記事を書いた人

Harumi

Visione代表 中原晴美です。女性の自立を応援し魅力人を増やす事が天命。

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